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人生万事塞翁が馬 (楽あれば苦あり):七歳からの内モンゴル紀行番外編

競馬に野球に曲レビュー。その他思いついたことをつらつらと。
一体いつに何を書いたかも覚えていない「七歳からの~(略」。
厳密に言えばここに書くようなことじゃないんですが、まあモンゴルの話題ということでここに書くことにします。

先日名前が出た「ホロート」と「アーロール」。
知らない人やモンゴルに興味をもっていない人にとっては、何のことかさっぱり分からなかったと思います。
これらはモンゴルの乳製品の名前で、これらを総称して「チャガンイデー(ツァガンイデー)」といいます。
「チャガンイデー」は直訳すると「白い食べ物」。
まあ中には白くないものもあるんですが(笑)

この「チャガンイデー」、モンゴル人にとっては食事に欠かすことのできないもので、主食なんかよりもよっぽど重要視されています。

余談ですが、日本の多くの小学校では、2年生でスーホの白い馬を勉強します。
自分は幼少期の多くを内モンゴルで過ごしたため、高校生の時に初めて呼ばれて以来、何度か小学校の子どもたち相手にモンゴルの話をしてきました。
そのときに食事の話をした時大抵聞かれるのが、「毎日乳製品ばかり食べて飽きないの?」というものです。
子どもにとっては至極もっともな疑問ですが、それに対して私はこう答えることにしています。
「日本人が毎日ご飯を食べても飽きないのと同じことである」と。
これでよっぽどのひねくれ者以外は納得してくれます(笑)

とかくモンゴルの食生活というと、ジンギスカンとかジンギスカンとかジンギスカンとか、羊の肉ばかりがクローズアップされがちですが、それと二本柱を形成しているはずのチャガンイデーがあまり認知されていないのは少々残念に思います。

以下代表的なチャガンイデーです。

「スーテイチャイ(ツァイ)」
直訳すると「乳入りの茶」。はやい話がミルクティー。
モンゴル人の家に行けばまず間違いなくこれが出されます。
見た目も割とミルクティーに近いですが、しょっぱいです。
モンゴル人にとってはお茶でありスープでもあります。
これに粟や砂糖、下に出てくるジョーヘやホロートを入れて食べます。
初めはミルクティーとのギャップに戸惑うかもしれませんが、とてもおいしいです。
都市部で出されるものより草原で出されるものの方がコクがあっておいしいです。

「ホロート」
発酵させた乳を沸かして絞り、平らに固めたもの。
硬いものからやわらかいものまで色々あります。
硬いものはとんかちでも使わないと割れないくらい硬いです。
そのまま食べようとしても、まさに「歯が立たない」(笑
基本的にはお茶に浸けて食べます。
やわらかいものは、日本でいうチーズみたいな感じです。
味は大分違いますが。そのままでいけます。
モンゴル人の主食のひとつですね。
外食や菓子を食べることが多い若い世代に人は食べなくなっている人が多いみたいですが。 

「アーロール」
アイラグ(乳をすっぱく加工したもの)を沸かして絞り、色々な形に固めたもの。
ホロートと味はほとんど同じ。
というより、ほとんど同じものだと思います。
ただ、ホロートより小さく硬く固めます。
形も網状のものから粒状のものまで色々。
こちらは、食事よりもお茶請け等で食べることが多いです。

「ウルム」
乳を沸かしたときにできる、表面の薄い膜を重ね合わせたもの。
とても柔らかく、しっとりしていてほのかに甘味がある感じです。
脂分が多分に含まれるので、とてもコクがあります。
作るのが面倒なのでホロートなどと比べるとかなり割高です。
日本人の口にも合うと思うので、お勧めです。
ただ、生物なのでホロートとかと違って保存がききません。
日本に持って帰るのはちょっと無理です。
小麦粉などを混ぜた、本物よりパサパサの「偽物」も出回っているので騙されないよう注意が必要です。

「ジョーヘ」
ヨーグルトです。
それ以外の何物でもありませn(ry
かなーりすっぱいです。
砂糖を入れていないブルガリアヨーグルトのおよそ5倍のすっぱさ(多分
もしかしたら酢をなめるよりすっぱいと感じるかもしれません。
それ自体を食べるというより、ジャムとかみたいに使われることが多いようです。
あとはスーテイチャイに入れたり。

「シャルトス」
乳からとれる脂分を固めたものです。
直訳すると「黄色い油」。
中国でも黄油の名で売っていたりします。
見た目はマーガリンより濃い黄色です。
が、塩などは入っていないため、味自体は意外なほど薄いです。
ちょっと味を表現する言葉が思いつきませんが、あまり日本人の口には合わないかと。


こんなところでしょうか。
もしかしたら間違っているところもあるかもしれませんが、スルーしてください。
個人的にはウルムが一番好きです。
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